腰椎
野球選手のための解剖学シリーズ!
今回は『腰椎』について共有していきます。
腰椎の特徴
- 腰椎の椎体は大きく、上からみると横に広い楕円形を示す
- 左右の太い椎弓は椎体との間に三角形の椎孔を形成し、その後方は融合して厚く扁平な棘突起を伸ばす
腰椎の横突起
- 腰椎の横突起は系統発生学的には肋骨と相同である
- したがって、腰椎の横突起は肋骨突起と呼ぶ方が正確であり、他の椎骨の横突起と相同ではない
- 本来の横突起は厚みのある肋骨突起と融合し、肋骨突起の根元で小さな突起物として認められる(副突起)
腰椎の関節面
- 比較的がっしりとした上・下関節突起はわずかに傾いた関節面をもつ
- 関節面はほぼ垂直で、矢状方向を向いている
- 上関節突起の関節面はやや凹面を成し内側を向いているが、下関節突起はやや凸面を成し外側を向いている
- 上関節突起の外側面にある乳頭突起は固有背筋の起始と停止の場を提供する