椎骨の構造

野球選手のための解剖学シリーズ!

今回は『椎骨の構造』について共有していきます。

 

 

椎骨を構成する基本要素

f:id:sakuraiku:20210308090941p:plain

  1. 椎弓
  2. 棘突起
  3. 横突起(2つ)
  4. 関節突起(4つ) 
  • すべての椎骨は上記の基本的構成要素をもつ(環椎と軸椎を除く)
  • 突起は筋や靭帯の付着部を成す
  • 胸椎の椎体は肋椎関節を作る
  • 椎体と椎弓によってつ椎孔ができ、すべての椎孔が合わさって脊柱管を形成する

 

副肋骨

f:id:sakuraiku:20210308091003p:plain

             a:頸肋骨   b:腰肋骨

  • 正常であれば、肋骨は第1~12胸椎に付着している
  • 異常な頸肋骨がある場合、斜角筋隙が狭くなり、腕神経叢や鎖骨下動脈を圧迫することがある(斜角筋症候群、頸肋症候群)
  • 腰肋骨の存在によって臨床症状を起こすことはない

 

脊柱のさまざまな部位での肋骨要素

     f:id:sakuraiku:20210308091024p:plain

  • 椎体の形や輪郭は肋骨、またその瘢痕器官(色付けしてある部位)の発達と密接に関係している

a 頚椎:肋骨の瘢痕は前結節と呼ばれる突起である

b 胸椎:胸椎は肋骨と関節するので、椎体と横突起には軟骨で覆われた関節面がある(横突起には横突肋骨窩、椎体には上・下肋骨窩)

c 腰椎:腰椎の肋骨要素は横突起の形状を示すが、頸椎の肋骨要素よりもはるかに大きい。その大きさのため、肋骨突起とも呼ばれている。

d 仙骨仙骨の肋骨の瘢痕は、仙椎外側部の前部に相当し、横突起と癒合している

 

脊柱のそれぞれの部位での典型的椎骨

f:id:sakuraiku:20210308091056p:plain

a・b:第1頚椎  c・d:第2頚椎  e・f:第4頚椎

g・h:第6胸椎  i・j:第4腰椎    k・l:仙骨

  • 脊柱のそれぞれの部位における椎骨には、大きさ以外に固有の形態的違いがある
  • 椎体は脊柱の上から下に行くにしたがって、重力と体重の負荷が大きくなる
  • それに伴って、椎体そのものは大きくなるが、椎孔は脊椎の径の長さに比例して小さくなる
  • 椎弓とそこから起こる突起の並び方も脊柱の部位によってさまざまである

 

野球選手が解剖学を学んでおいた方がよい2つの理由