横隔膜
野球選手のための解剖学シリーズ!
今回は、『横隔膜』について共有していきます。
起始・停止・神経支配
起始
- 肋骨部:肋骨弓の下縁(第7~12肋軟骨の内面)
- 胸骨部:剣状突起の後面
- 腰椎部:右脚と左脚に分かれ、さらに内側部と外側部に分類される
- 内側部;第1~3腰椎椎体、第2~3椎間板、前縦靭帯
- 外側部;第1腰椎前面から起こる腹大動脈の第1の腱様弓(正中弓状靭帯)、第2腰椎椎体から肋骨突起にわたる腰筋弓の第2の腱様弓(内側弓状靭帯)、第2腰椎の肋骨突起から第12肋骨の先端に至る方形筋弓の第3の腱様弓(外側弓状靭帯)
停止
- 肋骨部:中心腱
- 胸骨部: 〃
- 腰椎部: 〃
神経支配
- 頸神経叢の横隔神経(C3~5)
作用
筋機能の特徴
- 呼吸(横隔膜・胸郭呼吸運動)の最も重要な筋である
- 最大吸気時(赤色)と最大呼気時(青色)では、横隔膜の高さが異なる
- 吸気の終わりから呼気の終わりまでの横隔膜の呼吸に伴う動きは、およそ4~6㎝移動する
- 腹腔内臓への加圧を助ける(腹圧負荷)
筋連結
椎前筋 ↔ 横隔膜 ↔ 腸腰筋 ↔ 内転筋群 ↔ 膝窩筋 ↔ 後脛骨筋・長趾屈筋
野球との接点