横隔膜

f:id:sakuraiku:20201026104141j:plain

 

野球選手のための解剖学シリーズ!

今回は、『横隔膜』について共有していきます。

 

 

起始・停止・神経支配

f:id:sakuraiku:20201102095411p:plain

起始

  • 肋骨部:肋骨弓の下縁(第7~12肋軟骨の内面)
  • 胸骨部:剣状突起の後面
  • 腰椎部:右脚と左脚に分かれ、さらに内側部と外側部に分類される
  1. 内側部;第1~3腰椎椎体、第2~3椎間板、前縦靭帯
  2. 外側部;第1腰椎前面から起こる腹大動脈の第1の腱様弓(正中弓状靭帯)、第2腰椎椎体から肋骨突起にわたる腰筋弓の第2の腱様弓(内側弓状靭帯)、第2腰椎の肋骨突起から第12肋骨の先端に至る方形筋弓の第3の腱様弓(外側弓状靭帯)

停止

  • 肋骨部:中心腱
  • 胸骨部: 〃
  • 腰椎部: 〃

f:id:sakuraiku:20201102095506p:plain

f:id:sakuraiku:20201103081316p:plain

神経支配

  • 頸神経叢の横隔神経(C3~5)

 

作用

筋機能の特徴

  • 呼吸(横隔膜・胸郭呼吸運動)の最も重要な筋である
  • 最大吸気時(赤色)と最大呼気時(青色)では、横隔膜の高さが異なる
  • 吸気の終わりから呼気の終わりまでの横隔膜の呼吸に伴う動きは、およそ4~6㎝移動する

f:id:sakuraiku:20201102095531p:plain

  • 腹腔内臓への加圧を助ける(腹圧負荷)

 

筋連結

f:id:sakuraiku:20201022133802p:plain

椎前筋 ↔ 横隔膜 ↔ 腸腰筋 ↔ 内転筋群 ↔ 膝窩筋 ↔ 後脛骨筋・長趾屈筋

 

 

野球との接点

 

解剖学を学んでおいた方がよい理由