棘間筋
野球選手のための解剖学シリーズ!
今回は、『棘間筋』について共有していきます。
起始・停止・神経支配
起始
- 頸棘間筋:下位の頸椎の棘突起
- 腰 〃 : 〃 腰椎の 〃
停止
- 頸棘間筋:上位の頸椎の棘突起
- 腰 〃 : 〃 腰椎の 〃
神経支配
- 脊髄神経の後枝
特徴
①頸棘間筋 ②腰棘間筋 ③胸棘筋 ④頸棘筋
作用
筋機能の特徴
- 頚椎と腰椎の伸展に作用する
筋連結
帽状腱膜
後頭下筋
脊柱起立筋
腰仙筋膜
仙結節靭帯
アキレス腱
足底腱膜
短趾屈筋
野球との接点
慢性腰痛
- 腰部コンパートメント内圧上昇が原因の腰痛がある
- 椎間関節由来の腰痛では、脊髄神経後枝内側枝を介した反射により、同レベルの多裂筋に攣縮が生じる
- 椎間孔を出た腰神経は前枝と後枝に分かれ、後枝はさらに外側枝と内側枝に分かれる。内側枝はその後、椎間関節に分布するとともに多裂筋を支配する。椎間関節における病態は、多裂筋の反射性攣縮を併せて引き起こす可能性が高い。