整形外科テスト 腰椎部

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この記事は次のような人におススメ!

腰椎部の整形外科テストの方法を知りたい!

 

 

1.ラセーグテスト

【方法】

  1. 背臥位
  2. 股関節・膝関節90°屈曲位から膝関節を伸展させる
  3. 坐骨神経領域に沿った電撃様の疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 坐骨神経伸張による神経根圧迫が示唆される

 

【注意点】

 

2.SLRテスト

【方法】

  1. 背臥位
  2. 膝関節を伸展させた状態で下肢挙上する
  3. 坐骨神経領域に沿った電撃様の疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 坐骨神経伸張による神経根圧迫が示唆される
  • 股関節屈曲70°未満で疼痛 ⇒ 坐骨神経
  •     〃   以上で 〃 ⇒ 腰仙椎部の関節痛

 

【注意点】

 

3.ブラガードテスト

【方法】

  1. 背臥位
  2. 膝関節を伸展させた状態で下肢挙上する
  3. SLRテスト陽性となるところから下肢を少し下げる
  4. 足関節背屈を加え、大腿後面に疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 脛骨神経伸張による神経根圧迫が示唆される

 

【変法】

  • 足部回内 ⇒ 脛骨神経の伸張
  • 足部回外 ⇒ 腓骨神経の伸張

 

4.ボンネットテスト

【方法】

  1. 背臥位
  2. 膝関節を伸展させた状態で下肢挙上し、SLRテストで大腿後面に痛みが出た角度から5°程度降ろす
  3. 股関節内転・内旋させて大腿後面に疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 梨状筋による坐骨神経圧迫が示唆される

 

5.ケンプテスト

【方法】

  1. 端座位もしくは立位
  2. 骨盤を固定する
  3. 体幹を側屈後、伸展・回旋させる
  4. 電撃様の疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 坐骨神経領域に疼痛がであれば、腰椎神経根の圧迫病変が示唆される
  • 椎間関節部分に疼痛が出れば脊柱管狭窄症や関節病変が示唆される

 

6.スランプテスト

【方法】

  1. 端座位
  2. 胸腰椎を屈曲させる
  3. 頚部を屈曲させる
  4. 膝関節を伸展させる
  5. 足関節を背屈させる
  6. 疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 脊髄神経とその硬膜を伸張させる
  • 膝・足関節を動かす前に陽性の場合、頚椎から胸椎病変がが示唆される
  • 膝・足関節を動かした時に陽性の場合、L4~5、L5~S1の病変が示唆される

 

7.大腿神経伸張テスト

【方法】

  1. 背臥位
  2. 膝関節屈曲を保持したまま股関節を伸展させる
  3. 大腿神経領域に疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • L2~4の上位腰椎の神経根伸張による圧迫が示唆される

 

【注意点】

  • 骨盤前傾の代償が出ないよう、しっかりと固定する
  • 腸腰筋大腿四頭筋の伸張痛(つっぱり感)との鑑別に注意

 

8.ダブルレッグレイズテスト

【方法】

  1. 背臥位
  2. 両膝関節を伸展させたまま、自動で同時に挙上させる
  3. 下部腰椎または仙椎部に疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 下部腰椎または仙椎部の疾患が示唆される
  • 筋損傷の急性期が示唆される

 

【注意点】

  • 下部腰椎または仙椎部への負担が大きいため痛みの悪化に注意

 

9.健側下肢SLRテスト

 【方法】

  1. 背臥位
  2. 患側下肢のSLRテストが陽性の場合、健側で行う
  3. 膝関節を伸展させた状態で下肢挙上する
  4. 坐骨神経領域に沿って電撃様の疼痛が生じる場合、陽性

 

【検査の意義】

  • 坐骨神経伸張による神経根圧迫が示唆される
  • L4/5、L5/S1椎間板ヘルニアが示唆される