体幹筋機能とトレーニング①

今回は『体幹筋機能とトレーニング』について共有していきます!

 

 

体幹筋の分類

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  • 体幹筋は腰椎安定化作用における機能の違いから、ローカル筋とグローバル筋の2つに分類される

 

ローカル筋

  1. 腹横筋
  2. 内腹斜筋(胸腰筋膜付着線維)
  3. 腰方形筋の内側線維
  4. 多裂筋
  5. 胸最長筋の腰部
  6. 腰腸肋筋の腰部
  7. 横突間筋
  8. 棘間筋
  9. 大腰筋
  • ローカル筋は起始もしくは停止が腰椎に直接付着する筋と定義される
  • 体幹深部に位置し、腰椎の分節的安定性を制御している
  • 関節に適度な緊張を与え、安定性を高める働きをしている

 

グローバル筋

  1. 腹直筋
  2. 外腹斜筋
  3. 内腹斜筋
  4. 胸最長筋の胸部
  5. 腰腸肋筋の胸部
  • 脊柱に直接付着しない多分節間を横断する表在筋である
  • 脊椎運動時のトルクを発生し、運動方向をコントロールしている
  • 多分節間を横断していることから張り網のように作用し、侠客から骨盤に力を伝達する役割を有している
  • この2つの筋システムが相互に作用することにより、腰椎の安定化が増加し、体幹の剛性が高まる

 

筋活動の様式から見た基本的な体幹筋機能

Early activity

  •  1990年代からローカル筋機能の重要性を報告した研究が多く発表されるようになった
  • その代表的発表が、四肢運動時の腹横筋フィードフォワード作用である
  • 上肢挙上時に腹横筋は三角筋か(主動作筋)に先行して活動し、体幹筋の中で最も早く活動を開始する
  • 同様の結果が下肢の運動でも確認されている
  • 例えば、ジャンプ動作jに腹横筋は外腹斜筋や腹直筋よりも優位に早く活動し、蹴り出し期にて大きな地面反力を受ける準備段階として働くことを報告している
  • 以上の通り、腹横筋は「Early activity」によって、四肢への力の伝達や円滑な運動制御をしている

 

Tonic activity

  • ローカル筋は歩行などの負荷の低い反復運動や姿勢制御を行う際には、低い筋活動量を保ちながら持続的に活動する「Tonic activity」を有する
  • 遅い歩行速度ではグローバル筋(腹直筋)は活動していないのに対し、ローカル筋(腹横筋や内腹斜筋)は歩行周期全体を通じて活動している

 

Phasic activity

  • ランニングなど負荷の高い運動ではローカル筋とグローバル筋は共同収縮を示す相かつ筋活動量が著名に低い層の両者が混在する「Phasic activity」を呈する
  • ジャンプ動作時の腹筋群においても、地面反力を強く受ける蹴り出し期では、全ての腹筋群が活動量が共同収縮を示すが、空中では筋活動量が一気に低下するオン/オフのある筋活動様式を示した

 

参考文献

体幹筋機能のエビデンスアスレティックレーニング (日本アスレティックレーニング学会誌 第5巻 第1号 3-11 2019 大久保雄)