頚椎

野球選手のための解剖学シリーズ!

今回は『頚椎』について共有していきます。

 

 

頸椎の特徴

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第1・2頚椎

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  •  7つある頚椎の中で、第1・2頚椎の形態はほかの椎骨と著しく異なっている
  • 第1・2頚椎は頭を支え、あらゆる方向に動かすために特殊化しており、球関節と類似している
  • 上位3頚椎の横突起上面は広く深い切れ込みがあり(脊髄神経構)、そこをそれぞれの高さの脊髄神経が通る
  • 上・下関節突起は広く平坦である
  • それらの関節面は平たく、水平面より約45°傾いている

 

第3~7頚椎

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  • 残りの5個の頚椎は、上からみるとおおよそ四角形をした比較的小さな椎体と三角形の比較的大きな椎孔を有する
  • 椎体の上・下面は鞍形をしており、上面はその外側に鉤状突起を有する
  • 鉤状突起は10歳頃までは出現しない
  • 横突起は前方と後方の突起から成り、この先端はやや肥厚して外側に突出している(前結節、後結節)
  • この前後の2つの突起に取り囲まれて横突孔があり、第1~6頸椎の横突孔を椎骨動脈が上行する
  • 第3~6頸椎の棘突起は短く、先端が二分している
  • 第7頚椎の棘突起は他のよりも長く厚みがあり、触知できる最初の棘突起である(隆椎)

 

 

 

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