僧帽筋
野球選手のための解剖学シリーズ!
今回は、『僧帽筋』について共有していきます。
起始・停止・神経支配
起始
停止
- 上部線維:鎖骨外側1/3後縁
- 中部線維:肩峰の内側、肩甲棘上縁
- 下部線維:肩甲骨棘三角部
神経支配
- 副神経・頚神経(C2~C4)
特徴
作用
筋機能の特徴
筋連結
外側上腕筋間中隔
指伸筋群
野球との接点
投球肩障害
- 牽引型のケースでは、僧帽筋中部・下部線維の筋力低下を認める場合が多い
副神経麻痺
- 副神経麻痺による僧帽筋筋力低下から肩甲骨の安定化が失われ、翼状肩甲を呈する。長胸神経麻痺に伴う前鋸筋不全でも翼状肩甲は観察されるため、鑑別が重要となる。
- 副神経麻痺による翼状肩甲は肩関節外転時に著明となり、長胸神経麻痺による翼状肩甲は肩関節屈曲時に著明となる。